日本では2019年に公開された映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』を紹介します。
概要
- 製作年:2017年
- 言語:英語
- 作品時間:205分
世界で最も有名な図書館、ニューヨーク公共図書館はボザール様式で有名な本館を含む研究図書館と分館を合わせて92の図書館で構成されていて、総計6000万点のコレクションを有しています。
2014年のヴェネチア国際映画祭で金獅子賞、2016年にはアカデミー賞名誉賞を受賞したドキュメンタリーの巨匠、フレデリック・ワイズマンが監督を務めています。
本館や各分館のイベントや取り組むサービス、図書館職員の会議の様子など観光客が入ることができない図書館の内側も描かれています。
スタッフ
監督・製作・編集・音響:フレデリック・ワイズマン
撮影:ジョン・デイヴィー
撮影助手:ジェームス・ビショップ
編集助手:ナタリー・ヴィニェー
音響編集助手:クリスティーナ・ハント
製作総指揮:カレン・コニーチェク
サウンドミックス:エマニュエル・クロゼ
デジタルカラータイマー:ギレス・グラニエ
受賞歴
- 第74回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門出品 国際批評家連盟賞、フェアプレイ映画賞
- 2017年山形国際ドキュメンタリー映画祭正式出品
- 2017年クリティクス・チョイス・アワード ドキュメンタリー部門監督賞
- 第15回国際シネフィル協会賞 ドキュメンタリー賞
- 第18回バンクーバー映画批評家協会賞 ドキュメンタリー賞
感想
私自身が図書館で仕事をしていて、本や図書館の研修で海外の図書館事情を知る機会があったため、この図書館のドキュメンタリー映画に興味を持ちました。
作品時間が3時間25分という長さであったため鑑賞するのに少し躊躇もありました。
実際は、途中で10分間休憩が入り連続で3時間25分鑑賞するということはありませんでした。
内容としては図書館司書が電話や対面で利用者に的確な対応をしていく様子や職員会議の様子が特に印象に残りました。
電子書籍か紙の本か、貸出用の図書か研究用の図書かといった議題や貸し出し状況を分析して今後のサービスについて話し合ったり、職員たちの誇りと熱意が伝わってくる作品でした。
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